◆南仏コート・ダジュール、スイーツ好きにおすすめ『砂糖菓子工房』見学!
スイーツ好きにおすすめしたいコート・ダジュール地方の名店、それが「コンフィズリー・フロリアン」です。バラエティに富んださまざまな柑橘類の皮の砂糖菓子、フルーツの砂糖漬け(コンフィ)、バラやジャスミン、スミレなどの花の砂糖漬け、オレンジピールのチョコレートなど、色鮮やかな伝統菓子の老舗です。ルー渓谷とニース港に店舗があります。
ルー渓谷本店
ゴルジュ・デュ・ルー峡谷とグラースの山々に囲まれ、素晴らしい自然が一望できるトゥーレット・シュル・ルーに本店があります。今も17~18世紀のプロヴァンス地方のアンティーク家具調度品が置かれた店内は伝統を感じさせます。
工房ではヴァロリス産のミカン、マントン産のレモン、ニース産のオレンジやベルガモット、グラース産のバラやジャスミン、スミレなどを加工。放射線状に並ぶ工房で行われる作業を見学することができます。
最初に見学する工房ではコート・ダジュール地方各地から集めた花の加工をおこなっています。花の砂糖漬けはアイスクリームやムース、ケーキの飾りとして重宝しますが、そのまま食べてしまっても美味しいものです。
次の工房ではフルーツコンフィを作るためのフルーツの砂糖がけ作業を見学。各工程に正確さと辛抱強さが求められる作業です。この工房ではジャムの製造もおこなっています。
次にフルーツキャンディの加工工程を見学します。見学に訪れる子供がみな目を輝かせて見入る工房です! 最後にチョコレート工房を見学して終了です。
ルー渓谷本店
Confiserie Florian
Le Pont-du-Loup 06140 Tourrettes-sur-Loup
TEL: 04.93.59.32.91. FAX: 04.93.59.38.32.
ニース旧港店
城址公園を背後に控え、古港を望む場所にある旧港店。旧港店は19世紀に創業しマチスも足繁く通ったと言われるニースの老舗チョコレート店「フロリアン」を買いとり1974年にオープンしました。かつてはアフリカから来た船が港に高貴なカカオ豆を積み下ろし、豆が焙煎されるたびに店の周辺がいい香りに包まれた言います。
ニース旧港店は1994年にリニューアル、明るく近代的な店舗となりました。アプリコット、アンジェリカ、パイナップル、サクランボ、梨、洋梨、スモモ、メロン、ミカンなど色鮮やかなフルーツコンフィ、花のコンフィ、柑橘類コンフィのチョコレートがけ、ココアがけアーモンド、フルーツジャムなど本店と同じ品質の菓子を支店でも製造、販売、作業工程も見学することが可能です。
見学できる作業工程は、オレンジの皮やレモンの砂糖漬けなどにブラック、ホワイト、ミルク、ヘーゼルナッツの各チョコレートをかける作業、柑橘類を砂糖漬けにする作業、そしてフルーツキャンディの製造作業などです。
港に面し、陽射しの溢れる暖かみのある雰囲気の旧港店はニースでのスイーツ巡りには外せない味の有名処です。
ニース旧港店
Confiserie Florian
14 quai Papacino, 06300 Nice
TEL: 04.93.55.43.50. FAX : 04.93.55.21.46.
情報提供:フランス観光開発機構
Photo: (c)Confiserie Florian
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