◆北ドイツ・シュトラールズント、近未来的な水族館『オツェアネウム』
Das Meeresmuseum Ozeaneum in Stralsund
北ドイツ、バルト海に面したシュトラールズント(Stralsund)。14世紀に全盛期にを迎えたかつてのハンザ都市です。旧市街全体が世界遺産に登録されています。
この中世の町並みが美しいシュトラールズントの港に、近未来的建物が完成しました。これは「オツェアネウム(Ozeaneum)」と呼ばれる水族館です。
その建築スタイルから、ドイツ観光局の今年のイヤーテーマの一つ「クリエイティブ・ジャーマニー」のモダン建築物のひとつに数えられています。
建物の白い壁はゆるやかなカーブを描いています。岩に打ち寄せる波をイメージして造られました。中世北ドイツ独特の赤レンガ造りの町に突如現れるオツェアネウムですが、シュトラールズントの町並みにうまく調和している点が「クリエイティブ・ジャーマニー」なのです。
館内はシュトラールズント港、北海、北大西洋という3つのコーナーに大きく分けられます。特に注目すべきは、2009年に世界遺産に登録されたワッテン海の干潟です。一日に二回おきる北海の潮の満ち引きの様子を、早回しで10分間で見ることができます。
シュトラールズントへはベルリンから特急で3時間。人気のリゾート地リューゲン島へのゲートウェイでもあるため、特に夏には観光客で賑わいます。
情報提供:ドイツ観光局
Photo: (c)JMS
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