◆英国、映画『アリス・イン・ワンダーランド』の原作誕生の地を訪ねて!
(Wikipediaより)
アリス・イン・ワンダーランド (Alice in Wonderland) は、2010年公開のアメリカ映画。ティム・バートンがルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』、『鏡の国のアリス』を基に製作したオリジナルストーリー。実写とモーションキャプチャによって映画化された。
19歳に成長したアリスは、母親に勧められ富豪たちが集まる席で婚約を発表することになっていたが、彼女は自分にはまだ早すぎると半ば困惑していた。そんな時彼女の前に白ウサギが現れ、彼を追いかけ穴に落ちた彼女は再び不思議の世界へ飛び込むことになる。しかし、そこは赤の女王に支配された世界だった・・・
=原作=
『不思議の国のアリス』は、イギリスの数学者にして作家チャールズ・ラトウィッジ・ドジソンが、ルイス・キャロルの筆名で1865年に出版した児童文学である。この作品では、白うさぎの縦穴を通り抜けて、人間の言葉を喋る動物や人間のようなトランプの札が住むファンタジーの世界へ落ち込んだ、アリスという名前の少女の物語が語られる。
『不思議の国のアリス』は、作者チャールズ・ラトウィッジ・ドジソンと友人ロビンソン・ダックワースが、三人の少女たちと一緒にテムズ川をボートで遡っていた時から丁度3年後にあたる、1865年7 月4日に出版された。
この行程は、イングランド、オックスフォード近郊のフォーリー橋から始まり、5マイル離れたゴッドストウ村で終わった。旅路の途中でドジソンは、アリスという名前の女の子の冒険の物語を即興で少女たちに語って聞かせた。
この物語は、少女たちのお気に入りとなり、アリス・リデルは自分のために物語を書き留めてくれるようドジソンにせがんだ。遂にドジソンは物語を文章にまとめて、1863 年2月に『地底の国のアリスの冒険』(Alice's Adventures Under Ground) の最初の原稿を書きあげた。ドジソンが挿絵を添えたより精巧な肉筆写本を制作し、1864年11月26日にクリスマスプレゼントとしてアリスに寄贈した際に、このオリジナル原稿はドジソン自身により破棄されたようである(マーティン・ガードナー、1965年)。『地底の国のアリスの冒険』大英博物館蔵
更にドジソンは、彼の友人にして助言者であり、子供たちから愛されていたジョージ・マクドナルドに『地底の国のアリスの冒険』の未完成原稿を送っていた。マクドナルドの提言により、ドジソンは『アリス』を出版社に送るという決断を下した。ドジソンはチェシャ猫やキ印のお茶会の挿話等を書き足すことにより、18,000語の原稿を35,000語に加筆した。1865年に、ドジソンの手による物語は、ルイス・キャロル筆による『不思議の国のアリス』として、ジョン・テニエルの挿絵を伴って出版された。最初に印刷された2,000部は、テニエルが印刷の品質に難色を示したために回収された。しかし、(1866年の日付が奥付されているが)同年の12月に出版された新版が早急に印刷された。
アリスの完全版は速やかに売り切れた。『アリス』は、出版界における一大事件であり、子供たちと同様に大人たちからも愛好され、それ以来、途切れることなく版が重ね続けられている。現在の『不思議の国のアリス』には100版以上の版が存在し、無数の舞台化や映像化(映像化作品の項目を参照)がおこなわれている。
(以上Wikipediaより)
コメント