◆ポーランド、地底探検!世界遺産 『ヴィエリチカ岩塩坑』
Kopalnia Soli Wieliczka
ヨーロッパ最古の採掘場の一つヴィエリチカの歴史は13世紀に遡ります。その昔、ハンガリーの王女キンガ姫がポーランド王家に嫁いだ時、強い想いをこめて投げた指輪の示した場所がヴィエリチカであり、塩があふれるようになったという伝説があります。その後、ヴィエリチカの岩塩は何百年もの間ポーランドを豊かにはぐくんできました。
*現役の岩塩採掘場
産出される岩塩は長い間、ポーランド国家の重要な収入源の一つとなっていました。現在でも昔ほどの規模ではありませんが生産が続けられており、ヴィエリチカはポーランド有数の観光名所であるだけでなく、現役の鉱山ででもあるという二つの顔を持ち合わせています。
岩塩の鉱床の採掘は700年以上にわたって続き、その結果、坑道の長さは約300キロメートル、 2,000以上の部屋数を数え、深さは327メートルにまで達しました。見学ルートは、3.5キロメートル。一般に公開されているのは、深さ135メートルまで。そのルートの中で20以上の部屋や礼拝堂を通ります。
坑内の深さ 100メートルのところには一番の見どころである聖キンガ礼拝堂(Kaplica Św. Kingi )があり、階段、床、きらきらと輝くシャンデリア、中央の祭壇、壁のレリーフなどすべてが岩塩でできています。
うっとりするような地底湖、採掘作業の跡では、岩塩鉱内の数百年に渡る作業の様子を垣間見ることができます。岩塩に彫刻やレリーフなどはプロの作品ではなく、ヴィエリチカの鉱夫たちの手によるもの。ヴィエリチカ岩塩坑では、会議、宴会、結婚式、年越しのパーティー、スポーツの競技会も行なわれ、オーケストラのコンサートや岩塩の彫刻作品の展示が行われます。また、ここにはぜんそくなどの呼吸器疾患治療のための施設もあり、世界中から多くの人々が療養に来ています。
アクセス: クラクフから南東へ約10km。市バス、ミニバス、国鉄利用で約30分
情報提供:ポーランド政府観光局
Photo:(c)Kopalnia Soli Wieliczka: Photo Gallery
Kopalnia Soli Wieliczka Trasa Turystyczna の公式サイト
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