湿った干拓地としての土地柄を生かしたユニークなレースが開催されています。今年で39回目を迎える泥んこレースは、2016年6月25日開催。 4.2kmのコースに45か所の自然の水たまりが用意され、競技者の行く手を阻みます。参加はいたって簡単。当日18時から19時15分までにOudendijkのカフェLes Deux Pontsで申し込みます。(参加費5ユーロ)。スタートは19時30分。・・そして、21時30分にカフェLes Deux Pontsで授賞式が行われます。イベント事務局は同カフェのオーナーPeter and Lia Geelさん。2015年は148名の参加者(うち女性が60名)でした。
パリのモンマルトルにあったキャバレーの名「Le Rat mort/死んだネズミ」に由来する仮装ダンスイベントです。オステンドは海辺のリゾートで、仮面の画家と呼ばれるアンソールの生地。ここで1861年、漁師の未亡人や孤児、貧困者を助けるためにショーや展示会などを開いて基金を集めようと、「芸術と慈善」を掲げる団体「Circle Coesilia」が設立。1896年、その16人のメンバー(アンソールも含まれていました)がパリに遊びに行き、最後の夜を「死んだネズミ」で楽しく過ごしました。この忘れがたい体験から1898年、「死んだネズミの舞踏会」のイベントが誕生。その慈善事業的精神は今も受け継がれています。 イベントは毎回テーマが決められ、国内外から集まった人たちが、ネズミやその年のテーマの仮装をして、町のあちこちで踊り明かします。オステンドにあるカジノのホールでは仮装コンテストも行われます。(今年のテーマは「グレート・ギャツビー」。)