フランス、ショーモン・シュル・ロワール城の庭にて『国際庭園フェスティバル』

◆フランス、ショーモン・シュル・ロワール城の庭にて『国際庭園フェスティバル』

　＝ 2016年4月21日～11月2日＝

　毎年40万人を超える見学者が訪れるル・ドメーヌ・ド・ショーモン・シュール・ロワールは、1992年から国際庭園フェスティバルを開催しています。2016年はその25周年にあたります。

　未来世紀の庭園

　人類の未来にとっての重要な課題をめぐってさまざまな論議が展開される今日、多様な分野とかかわりを持つ庭園は、物事について深く考え、革新的なアイデアを生み出し、それを実践することのできる理想的な実験の場です。
　環境保護研究や学術調査、さまざまな分野にわたる技術実験が、絶えず進化するこの場所を観察し、豊かにし、作り変えていくのです。
　パーマカルチャー（永続農法）から、遺伝子組み換え、生物防除、アクアポニックス（魚の養殖と水耕栽培の一体型）、水耕栽培、グリーンケミカル、ファイトレメディエーション（植物を用いた土壌浄化）、垂直農法まで、多彩な分野がこの驚くべき冒険を共に綴ります。伝統庭園、エコ庭園、あるいは先端技術を駆使した庭園が、人間的な触れ合いや詩情あふれるイマジネーションを否定することなく、比類ない体験や発見をもたらしてくれるでしょう。
　「驚くべき食料」、「知的な種子」、多品種接ぎ果樹、あるいは植物のクロロフィル蛍光まで、現代の庭園は、私たちをあっと驚かせる魅力を無数に秘めているのです。

　第25回国際庭園フェスティバルは、ショーモン・シュール・ロワールならではの、自由奔放な創造性に満ちた21世紀の植物の素敵な冒険の旅へと私たちを誘います。今年は、気候変動、海面上昇、「浮動庭園」、住居と庭園のつながりなど、現代社会をとりまく重要な課題をテーマとして、新世代の造園家たちによる数々の興味深い研究調査や提案を通した驚きと魅力いっぱいのフェスティバルで皆さまをお待ちしています。

情報提供：Domaine de Chaumont-sur-Loire

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