◆英国、6世紀の歴史を持つ『パンケーキ・レース』 (パンケーキ・デー)
Pancake Race
英国ではシュローブ・チューズデー(Shrove Tuesday)(告解火曜日)はパンケーキの火曜日(パンケーキ・デー、Pancake day)として知られています。2024年は、2月13日火曜日。
この日はパンケーキ・レースが行われることで有名です。レース参加者は、フライパンの上でパンケーキを返しながら走ります。スピード、返した回数と高さなどに応じて点数が与えられます。
パンケーキ・レースは、15世紀にある女性がパンケーキを焼くのに忙しく、時間に気付かなかったことがもとになったと言われています。ミサの開始を告げる鐘の音を聞いた彼女は、あわてて家から飛び出し、エプロンを付けたまま、フライパンを持って教会に走りました。
シュローブ・チューズデーは四旬節の前日に当たり、この40日間は、昔から卵や脂肪や贅沢なものを食べてはいけないことになっています。シュローブ・チューズデーは、ごちそうと祝宴の日で、四旬節で禁じられている食べ物を食べつくす日でした。だからパンケーキなのです。
バッキンガムシャーのオールニー(Olney)では、1445年ころから毎年パンケーキ・レースが開催されています。
オールニーのレースでは、マーケットプレースからチャーチレーンのセントピーター&セントポール教会までの380メートルを全速力で走り抜けます。パンケーキを落とすとペナルティになります。
教区委員が、午前11時55分に巨大なブロンズ製の「パンケーキベル」を鳴らし、レースのスタートを告げます。レースが終わると、選手と町の人々は教会に行き、告解の儀式を行います。
情報提供:英国政府観光庁
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