◆スウェーデン、夏の伝統行事『ザリガニ・パーティー』
8月にスウェーデンを訪れると、お店のディスプレイや食料品店など、必ずどこかで目にする、日本でもおなじみのザリガニ。スウェーデンの人々はこのザリガニを茹で、メインメニューとしてパーティーを開きます。
この習慣は歴史的にはそんなに古いものではありません。100年ほど前に、国がザリガニ漁を毎年秋の数ヶ月間のみ解禁としことから、この時期に集中的に食べるようになりました。秋の気配を感じるようになってきた8月の夜にこのザリガニ・パーティーが開かれ、ザリガニがそんなに好きではない人でも、この日はディルという香草と一緒に茹でて大皿に積み上げられたザリガニを食べます。もちろん、飲み物はスナップスとビールが定番のアイテムです。
情報提供:スカンジナビア政府観光局('12)
Photo: (c)Wikipedia
Wikipediaより
ザリガニ・パーティーとは、北欧諸国の夏季に行われる、ザリガニを食べ飲酒をする行事のこと。スウェーデンが発祥の地で(スウェーデン語: kräftskiva)、フィンランドへも広まった(フィンランド語: Rapujuhlat)。パーティーは概ね8月中に行われる。20世紀に入ってから、ザリガニ漁が晩夏までとなったためである。地元で獲れるザリガニは高いため、大量に冷凍で輸入されるザリガニ(大半がアメリカ合衆国ルイジアナ州産か、中国産)が多くを占めている。
ザリガニは塩水でゆで、新鮮なディルなどの香草で風味をつける。ゆでたザリガニは、冷めてから手づかみで食べる。アクアビットやそのほかにスナップスなどのアルコール飲料、またはビールをおともに、パン、味の濃いヴェステルボッテン・チーズ、キノコのパイ、サラダが並ぶ。パーティーは、天候が優れないか、蚊が発生していることがなければ屋外で行われる。食卓には紙製テーブルクロス、前掛け、コミカルな紙製帽子、『月の男』を模した紙製ランタンが用意される。伝統的に、飲んで歌うにぎやかな行事である。また、ザリガニの身をほじくる前に、殻にたまったゆで汁を音をたててすすることが公認されている。
Sweden.se The crayfish party のページ
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