= 2023年5月26日~29日 =
宗教と宴が混ざり合ったこのお祭りは、聖週間が終わってから50日後に催されます。数十万人もの人々がスペイン各地だけでなく、他国からも訪れて、アルモンテ(ウエルバ)から17キロにあるロシオ村のブランカ・パロマの聖堂へ向けて年1回の巡礼を行います。
その昔、聖母像(ロシオ)が発見されて以来、ロシオ村は奇跡の村、ということになっている。現在、ロシオ像は、ロシオ村の豪華な教会の中に収められている。
復活祭後50日目の日曜日(5/28)は、ペンテコステス(聖霊降臨祭)にあたり、その像が教会の外に担ぎ出される日。ロシオの信者達は自分達の町や村のロシオ像を担いで、その日に間にあうようにロシオ村に向かって、巡礼の旅に出る。
セビーヤ、ウエルバ、カディスなどのアンダルシア近県、遠くはマドリッドを事前に出発した巡礼団が、民族衣装を着、馬や幌馬車に乗って、セビーヤの西70kmにある小さな町アルモンテに集まる。さらに15km離れたロシオ村の聖堂をめざして行進し、そこにまつられている聖母像をみこしにのせて町へ降りる。ロシオのマリア像に触れると一生健やかに暮らせるという言い伝えがあるため、人々はそれに触れようと周りを取り囲む。日が暮れるといっせいにローソクがともされ、厳かな行列が町を練り歩き、フラメンコ舞踊や花火がはじまり、にぎやかなお祭り騒ぎとなる。
Spain Info |Romeria del Rocio のサイト
◎空室状況、および料金を調べる!Booking.com(最安値ホテル予約)