◆ドイツ、『ネルトリンゲン市のネコ職員』
ロマンチック街道沿いの城塞都市ネルトリンゲンには、「ヴェンデルシュタイン」と名付けられた「最高の地位」にあるネコ職員がいます。給料はお金ではありませんが、自由にご飯を食べたり、寝泊まりする権利を得ています。
聖ゲオルク教会に来るハトを追い払うのが彼女の役目です。ドイツで福を招くといわれる三毛猫が、聖ゲオルク教会の塔、通称「ダニエル」の部屋を訪れ、その日から塔を離れませんでした。ネコは毎日塔の階段を下りて街を散歩し、塔に戻ってくる生活を続けています。塔の守り人は、ネコに餌をやり、温めて寝かしてやったり、じゃれてあげたりと、本当によく面倒を見ています。
しばらくはネコに名前がありませんでした。塔の「ダニエル」は、かつて「シュタイン」と呼ばれ、のちに「ヴェンデルシュタイン」と名付けられたため、ネコも「ヴェンデルシュタイン」と名付けられました。
ネコは毎日塔の寝室兼食堂にいて、窓枠に飛び乗り、ネルトリンゲンの町を見下ろしています。彼女は塔の貴婦人のように訪問者を歓迎し、彼らが塔を降りる時にはお供します。
情報提供:ドイツ観光局
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