◆クロアチア、魅惑の首都『ザグレブ』の街を探訪!
隣り合った丘の上の二つの小さな中世の集落が大きくなり、1094年に司教区が置かれたとの記録が残る町ザグレブは、現在クロアチア最大の都市で首都、典型的な中欧の都市です。旧市街の邸宅正面の古典派様式や分離派様式には、オーストリア・ハンガリー帝国の高邁な精神が現れていますが、同時に、プラハの景観とは異なっていることに気づかされます。都心部の文化施設、立ち並ぶ喫茶店、高級料理店、庭にテーブルを出している料理店、手入れの行き届いた公園など、市中のどこを見ても、ザグレブは人間に優しい街であると申せましょう。都心には広場や公園がいくつもありますが、例えば、二つの尖塔をもつゴシック大聖堂の塁壁下のリブニャク公園、中央広場からほんの少し行ったところのズリニェヴァツ公園などが挙げられます。ズリニェヴァツ公園は、緑のレヌツィ馬蹄型公園とも呼ばれ、その周囲は市内で最も美しい建物が取り囲んでいます。
街の探訪は、先ず旧市街を徒歩で回るのがお勧めです。何世紀にもわたる歴史を歩いてゆっくりとご覧ください。イェラチチ総督広場から出発し、南東欧でも有数の規模をもつ色鮮やかな青空市場ドラツを覗き、オパトヴィナ通りを経てカプトルに出る、あるいは、石畳の坂ラディチ通りを少し昇り石の門から聖マルコ広場に出る;ここはかっての町民の町グラデツの中心部で、同名の教会が鮮やかな屋根の下に姿を見せており、広場を挟んでかっての総督官邸(今の政府官邸)とクロアチア議会が向き合っています。このグラデツの高台からは、市内の眺望を楽しむことができます。一方、便利な路面電車で探訪するのも、お勧めです。路線網は市内全域をカバーしており、生き物の心臓のように昼夜絶え間なく動いています。この”現代の花馬車”の窓枠を通して見る市内各地の姿は、忘れがたい思い出になるでしょう。ザグレブは、真にクロアチアの首都と呼ぶにふさわしい街であり、あらゆる面で訪問者を魅了するものを秘めているのです。
情報提供:クロアチア政府観光局
Photo: (c)Zagreb Tourist Board
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