◆ブルージュ、伝統工芸を伝える『レースセンターと体験ワークショップ』
ベルギーの誇る伝統工芸といえば、ボビンレースに代表されるレース。宮廷文化とともに発展し、重要な輸出品としてベルギーの経済に貢献してきました。中世の時代から続くベルギーレースの繊細な美しさは、ベルギー国内はもちろんヨーロッパ各地の王侯貴族・聖職者たちの衣服を華やかに彩ってきたものです。現在は機械化、量産化が進みましたが、数は少ないもののハンドメイドの作品もあり、手仕事の伝統が生きています。またアンティーク・レースには根強い人気があります。
ブリュッセルから鉄道で1時間の古都ブルージュには、いまでもレース文化が色濃く残っています。そこでぜひ覗いてみたいのが「レースセンター(Kantcenrum)」です。「レースセンター(Kantcenrum)」では、歴史に名を刻んだレースの逸品が常設展および企画展で公開されています。
また伝統の技を後世に伝えていくため、週1回の初心者向けコース、子供向けワークショップなどを開校しています。短期滞在の旅行者でもひとり15ユーロ・7名以上で予約制のワークショップに参加できます。7名以下の場合、1回に全員で100ユーロ払うと同様のワークショップを開催してくれます。
ワークショップは難しそう、でも興味があるという方は、月曜日から土曜日の午後2時から5時まで見られるレース編みのデモンストレーションを覗いてみましょう。熟練した職人や愛好家が驚くほどたくさんのボビンを軽やかに扱い、繊細なボビンレースを紡いでいます。生きたベルギーレースの中心、ブルージュの「レースセンター」と合わせて訪れたいのが、同市内にあるフォークロアミュージアム。当時の生活スタイルに触れることができます。
レースセンター Kantcenrum
開館: 毎日(祝日を除く) 午前9時半から午後5時まで
入館料: 6ユーロ(ミュージアム+デモンストレーション)
住所 Balstraat 16, Brugge
Tel. +32 (0) 50 33 00 72
Fax +32 (0) 50 33 04 17
マルクト広場から徒歩15分
情報提供:ベルギー・フランダース政府観光局
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