◆フランス、『ヨーロッパ文化遺産の日』非公開の施設・遺産も無料開放!
= 2010年9月18日・19日開催 =
今年もフランス全土で秋の恒例イベント「文化遺産の日」が開催されます。同イベントは今から27年前に開始し、毎年9月の週末を使い、文化遺産の修復や保護に関わる人々の仕事をより多くの人に知ってもらいたいという目的のもと、さまざまなプログラムを実施しています。当初はフランス国内だけで始まった文化イベントが今日ではヨーロッパ全土にも知れ渡り、近年では1200万人もの見学者が集うイベントとなっています。2010年はフランス全土で1万6000ヵ所の文化遺産が一般に無料で開放され、講演会や特別展示、ガイドツアー、音楽コンサート、子供向けのワークショップなど全22000のイベントが用意されています。通常、一般には非公開の行政施設や教会に足を踏み入れるとっておきの機会でもあります。
2010年は「歴史に名を残した偉人」をテーマに、国内各地にある国立、公立の文化遺産を一般に無料で開放します。偉人といっても男性だけではなく、たとえばノアンを代表するジョルジュ・サンドなど、女性の偉人にも注目しているほか、政治面、文化面、建築面・・様々な分野で舞台となった場所で、それぞれの地に所縁のある人物に焦点が当てられています。パリでは19世紀末、ナポレオン3世時代に機能的な都市開発に貢献したオスマン伯爵をテーマに取り上げている他、セーヌ・エ・マルヌ県ではノワジエルのムニエ工場が一般に開放されます。
★パリ市内で無料で見学できる施設一覧サンマルタン運河、フランス国立図書館、ゴブラン織工場、バカラ美術館、パリ市現代美術館、ワイン博物館、ムーランルージュ、音楽博物館、コメディーフランセーズ、オペラコミック、ポンピドゥーセンター、クリュニー中世美術館、自然史博物館と植物園、ケ・ブランリー美術館、凱旋門、コンシエルジュリー、パンテオン、ノートルダム寺院の塔、オランジュリー美術館、アンヴァリッド(軍事博物館&ナポレオンの墓)
★パリ市内で特別に公開する行政施設上院(SENAT)、大統領官邸(PALAIS ELYSEES)、国会議事堂(ASSEMBLEE NATIONALE)、首相官邸(HOTEL DE MATIGNON)、フランス外務省など
*毎年、長蛇の列ができます。また、場所によっては事前予約が必要だったり、ガイド付き見学のみだったりするところがあります。
情報提供:フランス観光開発機構
Photo: (c)JEP
Journées européennes du patrimoine 2010 の公式サイト
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