◆ロンドン、映画『シャーロック・ホームズ』のロケ地を訪ねて!
Sherlock Holmes
= 2010年3月12日(金)丸の内ルーブル他全国ロードショー =
世界は、初めてのシャーロック・ホームズに出会う
史上最高の名探偵、最大の謎に、最強コンビで挑む!
ガイ・リッチー監督(マドンナの元亭主)の新作、ロバート・ダウニー・Jrがシャーロック・ホームズを、ジュード・ロウが相棒のジョン・ワトソンを、シャーロック・ホームズの恋人アイリーン・アドラーにレイチェル・マクアダムスが演じる映画「シャーロック・ホームズ」がいよいよ公開されます。
世界のどこへ行っても、史上最高の名探偵は誰かと聞けば、“シャーロック・ホームズ”という答えが返ってくるだろう。19世紀後半に誕生して以来、今も変わらず愛され続けている名探偵が、映画になってやって来る。しかし、本作で私たちが出会うのは、初めてのシャーロック・ホームズだ!
超人的な観察力、記憶力、推理力を備えた最高の頭脳はそのままに、新しいホームズは、ときには拳の力で真相を突き止める。驚くべきことは彼は、熟練した武術家でもあるのだ。犯罪との戦いでは、完璧な理論と科学的な根拠はもちろん、格闘能力も武器になる。
舞台は19世紀末、ロンドン。進歩する世界の中心地であり、あらゆる悪がはびこるこの街で、事件が発生した!若い女性が次々と不気味な儀式を思わせる手口で殺され、ロンドン警視庁は解決の糸口さえつかめない。だが、心配はいらない。この街には、ホームズがいる。彼はたちまち犯人を突き止める。逮捕されたのは、邪悪な黒魔術を操る男、ブラックウッド卿。彼は巨大な闇の力とのつながりをほのめかし、処刑されても復活すると宣言する。真の事件はここからだった。予言どおり蘇ったのだ。ブラックウッド卿の目的は、大英帝国の権力を握る秘密組織の頂点に立ち、全世界を転覆させて悪で支配することだと言うのだ。
前代未聞の大事件の勃発に人々がパニックに陥る中で、ホームズだけは胸を躍らせていた。過去の事件は簡単すぎた。遂に最大の謎に挑めるときが来たのだ。しかもホームズには優秀な相棒、ジョン・ワトソン医師がいる。しばしば暴走してしまう天才ホームズと、冷静かつ常識的に行動するワトソン。正反対のふたりはケンカが絶えないが、厚い信頼と友情で結ばれている。最高の頭脳が、最大の事件に、最強のコンビで挑む。果たして、勝負の行方は・・・?
★映画「シャーロック・ホームズ」の主なロケ地
映画「シャーロック・ホームズ」の撮影に使われた主なロケ地を訪れてみましょう。撮影スタッフはロンドン、リバプール、およびマンチェスターを巡り、かつてないホームズ時代のイギリスの雰囲気を作りだしました。コナン・ドイルの原作、およびその後の翻案も、イギリス中におよぶすばらしいセッティングの中に取り入れられています。世界で最も有名な探偵物語の背景を知ることができます。
チェシャー(CHESHIRE):
ペックフォートン・キャッスル(PECKFORTON CASTLE)
1851年に建てられた中世様式のペックフォートン・キャッスルは、テレビの「シャーロック・ホームズの冒険」シリーズの中でたびたび登場し、あるエピソードではここの地下室が19世紀の地下牢のセットとして使われました。ペックフォートン・キャッスルでは、豪華な宿泊施設だけでなく、鷹狩体験、中世の宴会、アーチェリーなども楽しむことができます。
ロンドン: セント・ポール大聖堂
セント・ポール大聖堂はロンドンで最も荘厳な建築物の一つで、ロンドンの名所であり、ロンドン観光に欠かせないスポットとなっています。大聖堂は数多くの映画に登場し、今回の映画でも雰囲気あるロケ地となっています。
ロンドン:
シャーロック・ホームズ博物館(SHERLOCK HOLMES MUSEUM)
ベーカー街221bはホームズとワトソンが暮らす部屋の番地であり、古典的ホームズ本に描かれているように、今回の新作映画にも出てきます。今ではロンドンで最も有名な番地であり、現在はシャーロック・ホームズ博物館となっています。
見事に保存されたビクトリア朝時代の内装は、物語の描写に基づいて慎重に再現されたもので、有名なホームズのパイプ、鳥打帽、虫眼鏡などが展示されています。
マンチェスター:
マンチェスター市庁舎(GREATER MANCHESTER)
アルバート・スクエアにある壮大なマンチェスター市庁舎は、1867-1877年にかけてアルフレッド・ウォーターハウスにより建設され、ビクトリア朝時代のネオゴシック建築の傑作です。今回の映画ではロンドンの国会議事堂として登場し、まさにぴったりのロケ地となっています。
グレート・ホールにはフォード・マドックス・ブラウン(有名なラファエル前派の画家)による12枚の巨大な壁画、タイルのモザイク、アーチ型天井の回廊、そして3つの石造りのらせん階段があります。
マージーサイド(MERSEYSIDE):
リバプールのドック(LIVERPOOL DOCKS)
映画「シャーロック・ホームズ」の重要なアクションシーケンスの一つが撮影されたスタンレー・ドックは、リバプールの保存地域内にあり、情緒あふれる倉庫や波止場があります。この歴史あるドックは19世紀に建設され、当時の産業建築を代表する建造物となっています。
ロンドン:
フリーメーソンズ・ホール(FREEMASON'S HALL)
セントラル・ロンドンのフリーメーソンズ・ホールは英国最高のアールデコ建築の一つです。英国のフリーメーソンリーの中心であるこのホールは、第一次世界大戦で命を落としたフリーメーソン仲間のモニュメントとして1927-1932年に建設されました。無料ツァーに申し込めば、「シャーロック・ホームズ」の撮影に使われた絢爛たる内装を鑑賞することができます。
ケント(KENT):
歴史ある造船所 – チャタム(CHATHAM)
「シャーロック・ホームズ」の撮影に使用された歴史あるチャタム造船所には、情緒あふれるビクトリア朝時代の建築物、博物館、三隻の古い戦艦などがあります。潜水艦内、第二次世界大戦の駆逐艦、ビクトリア朝時代のスループ型帆船などでの暮らしの様子を体験し、帆船が主流で英国が七つの海を支配していた時代を回想してみましょう。
ロンドン:
ブロンプトン墓地(BROMPTON CEMETERY)
ロンドン有数のビクトリア朝時代の墓地です。木陰の道を散歩すれば、有名で興味深い墓石の数々を見ることができます。婦人参政権活動家エメリン・パンクハーストのお墓もあります。
ブロンプトン墓地は左右対称のレイアウトで、中央の通りがローマのサン・ピエトロ大聖堂をもとにしたチャペルまで続いています。「シャーロック・ホームズ」では、ホームズが重要な発見をするシーンで中世風の不気味な背景を提供しています。
情報提供:英国政府観光庁
Photo: (c)Warner Bros.
映画「シャーロック・ホームズ」の公式サイト
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