◆ギリシャ、バードウォッチング天国『ケルキニ湖』 :エコツアー
Lake Kerkini Greece
ギリシャ北部の玄関口「テサロニキ」から北北東へ車で2時間、ケルキニ湖に漁師の天敵であるはずのハイイロペリカンが漁師に保護されて生息しています。このように地元の人々の理解が得られるまでには、多少時間がかかりました。まずEUの助成のもと、エコロジストによる自然教育プログラムが地元の学校で始められました。そして、学校の生徒たちの野生動物保護活動がその両親の関心を呼び起こしたのです。
今では他の野生動物たちの聖域ともなっています。サギやカモメ、コビトウ、ソリハシセイタカシギ、カワウなど300種類以上の鳥と、野生の水牛に出会うことができます。
セレス県(Serres)にあるケルキニ湖周辺はラムサール条約、EU法、国の法令によって世界の重要湿地帯に挙げられています。ここの湿地の特徴は比較的水位が浅い、緩やかなスロープがある、土壌が豊か、渡り鳥の移動ルートになっている、過去に広大な湿地が存在したことなどの特徴があります。その為に多大な生物学的価値があるのです。
情報提供:ギリシャ政府観光局
Photo: (c)birdwing.eu
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