◆ロンドン、自然史博物館『新ダーウィン・センター』がオープン!
【AFPBB Newsより】
英ロンドン(London)の自然史博物館(Natural History Museum)に隣接した8階建ての新しいダーウィン・センター(Darwin Centre)が9月15日オープンする。
総工費7800万ポンド(約119億円)をかけて建設された真っ白な繭の形をしたこの新しい展示・研究施設には、1700万個の昆虫と300万個の植物の標本に加え、地球温暖化の影響を映し出すスクリーン「クライメイト・チェンジ・ウォール(Climate Change Wall)」などが展示される。
同館のシャロン・アメント(Sharon Ament)氏によれば、ダーウィン・センターは、病気の蔓延や野生生物に対する地球温暖化の影響など、我々が現在直面している最も差し迫った問題に現代の科学者が取り組む理由と手段を示しているという。
マイケル・ディクソン(Michael Dixon)館長は、15日の同センターのオープンで、来場者は現在の年間380万人から増加すると期待している。(c)AFP
(以下、Wikipediaより)
チャールズ・ダーウィンに因んで名付けられたこの施設は、博物館の舞台裏までも展示とする事を目的とした公開標本収蔵庫である。何百万もの保存標本や双方向資料、新しい作業空間が納められており、来館者は作業中の博物館スタッフのすぐそばで進行中の作業を見学する事ができる。講義や実演が毎日行われ、時にはweb上でも公開される。ダーウィン・センターの第1フェーズは終了し、動物学部門の液浸標本(組織をアルコールに漬けて保存している)の収蔵が完了した。計画の第2フェーズでは昆虫学と植物学の乾燥標本を同じく新築の建物に持ってくる事になっている。(今回オープンするのは第2フェーズ)
Photo: (c)telegraph.co.uk、Natural History Museum