◆ベルギー・トレグレン、7年に一度の『戴冠式の祭り』
=2009年7月5日,7日,10日,12日=
7年に1度の戴冠式の祭りがトングレンで開催される。戴冠式の祭りの歴史は14世紀に遡る。当初は7月2日、聖母マリアがエリザベトを訪問したとされる日の後の水曜日から始まり16日間続く祭りであった。祭りは日中行われる行列と夜のスペクタクルの2部構成で4日間行われる。市民4,000人余りが参加し、2002年には70万人が訪れた。行列は聖母マリア像をのせた山車を中心に巡行し、聖母マリアとキリストの生涯や、聖書の場面が再現される。夜もすっかり更けた頃、聖歌の合唱が始まり、聖母マリアの生涯をテーマにした演劇が上演されるスペクタクルが始まる。
ベルギー最古の町トングレンは、低地地方で最初にキリスト教化された町であった。そのためアルプス以北のキリスト教の聖地として、中世には多くの巡礼者が訪れた。5月31日にはガロ・ロマン博物館が一部リニューアルオープンし、2009年12月には全館リニューアルオープン。祭りに合わせて“キリスト教への道”と題した特別展が開催される。
トングレンはベネルクス最大のアンティーク市が開催されることでも有名だ。ボクレイク公園と組み合わせてブリュッセルからの日帰りも可能。
情報提供:ベルギー政府観光局