◆リスボンの聖人の誕生日を祝う『聖アントニオ祭(イワシ祭り)』
= 2023年6月12日・13日 =
空気に夏の香りがただよえば、リスボンはお祭り気分で町のすみずみまでわきたち、町の通りは人々でにぎわいます。
「リスボンの真のパトロンとして市で高い評価を受け崇拝されるサント・アントニオは、6月12日の夜に、リベルダーデ大通りを練り歩く有名なパレードによってハイライトを迎える祝祭の雰囲気を盛り上げます。13日午後には、縁結びで名高いこの聖人をたたえる行列がカテドラル(Sé)周辺の通りを進み、祭りに宗教的な色彩をそえます。
夜は、ことにリスボンらしさが色濃い地区、例えばカステロ(Castelo)からモウラリーア(Mouraria)にかけて、グラサ(Graça)、アルファマ(Alfama)、さらにアジュダ(Ajuda)、バイロ・アルト(Bairro Alto)などに屋台が出、歌謡曲のリズムにのせた歌とダンスでにぎわいます。街路をいろどる花飾りとカラーボール、あたりを満たす炭火焼のイワシのにおいとマンジェリコ(バジル)の香り。マンジェリコには、紙のカーネーションと聖アントニオをうたった四行詩が添えられています。
6月はとりわけこうした祭りの多い月ですが、夏を通じてひきつづき、ファドやジャズ、その他さまざまなジャンルの音楽ショー、町を行く路面電車でのファド、映画祭、演劇祭、スポーツ競技や展覧会など、個性豊かな祭りが6月中、次々に行われます。
情報提供:ポルトガル政府観光局
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