◆ポーランド、中世都市『トルン』
トルンは偉大な天文学者であるコペルニクスの生まれ故郷として知られ、また秘伝のレシピによって作り続けられている銘菓ピェルニクや、中世以来変わらぬ旧市街のヨーロッパ一美しいとさえ言われる魅力に、多くの人々が関心を寄せてきた都市です。そして1997年、その都市計画と建築美が評価され、ユネスコの世界遺産のリストに登録されました。
ヨーロッパ中世の町並みが残るトルンは、その起源を1233年までさかのぼることができ、国内でもとりわけ美しく、豊かな遺産を誇る都市として知られています。
ポーランド北部でドイツ騎士団が勢力を強めていった時代、都市として大繁栄極めたトルンはヨーロッパの重要な商都のひとつに数えられていました。バルト海への重要な水上交通路であったヴィスワ川に面しているという好立地のおかげで、貿易による取引が町に豊かな富をもたらしたのです。このトルンを語るときに忘れてはならないのが、地動説を唱えた天文学者コペルニクス(1473 - 1543)。トルンは彼の生まれ故郷として知られています。
◆見どころ
【旧市庁舎博物館】月曜日を除く10:00 - 16:00 (5月から10月は18時まで) 所在地 Rynek Staromiejski
【旧市庁舎の塔(展望台)】10:00 - 20:00(10月から4月は休み)
【コペルニクス博物館】月曜日を除く10:00 - 16:00 所在地 ul. Kopernika 15/17
・コペルニクスが使っていた道具類を展示
【ドイツ騎士団城址】10:00 - 18:00
【エスケン邸】月曜日を除く10:00 - 16:00 所在地 ul. Łazienna 16
・トルンの貴族であったエスケン家の住居。16世紀末に、ルネサンスからゴシック様式に改築されました。入り口の彫刻はグダンスクで活躍した彫刻家ウィレム・ヴァン・デン・ブロッケ作で1590年頃の作品。
【星の館(東洋博物館)】 1月から4月末まで10:00 - 16:00、5月から9月末まで11:00 - 18:00 所在地 Rynek Staromiejski 35
◆アクセス
直行列車がワルシャワ中央駅から1日数便あります。所要時間は約2時間45分。
情報提供:ポーランド政府観光局
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