◆チロルの仮面行列、ナッセライトの『シェラーラウフェン(鈴付仮面の踊り)』
= 2019年2月17日(日) =(3年に一度の開催!)
オーストリアでは、スキーのハイシーズンを迎えるころ、様々な伝統的な仮面行列が盛んに行われますが、とりわけチロルのカーニバルは有名です。チロル各地のカーニバルの行事である仮面行列は、滑稽な衣装をつけた楽隊が、伝統的な祭りのグループと一緒に練り歩くというものです。この祭りは冬を追い払い、春を求める人々の願いを象徴しています。
何百もの数の仮面の主人公はベルトに大きな鈴をつけたシェラーと、小さな鈴をつけたロラーで、ロラーの仮面は若い女性的な形相をしています。シェラーとロラーはシャインと呼ばれる大きな頭飾りをつけています。これは聖体顕示台のような形をした板で、周りは増加や金銀の金属片、ガラス玉、カラス羽などで飾られ、中央には鏡がはめ込まれています。男らしいシェラーは立派な髭をつけ、その頭飾りは女らしいロラーよりも大きく重く、木の枝で縁取られています。
この祭りには、”掃除人”と呼ばれる個性的な人物も登場します。彼らは、装飾が施されたホウキを持ち、精霊たちが通る道を掃き清めると信じられています。そのほかに目立つのは水がたっぷり入ったバケツを持った魔女や、祭りの見物人の顔にススを塗りつける魔女たちです。ナッセライトの祭りで活躍するのは、”熊のグループ”で、この中には熊勢子、そして”口笛吹きの少年”などがいます。もし熊がうまく立ち廻ると次の年の収穫が恵まれると言います。
情報提供:オーストリア政府観光局
Nassereither Schellerlaufen の公式サイト
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