◆オランダ、世界遺産「ベームステルの干拓地」で『泥んこレース』
Prutmarathon
= 2016年6月25日(土)開催 =
世紀初頭に、アムステルダムの北に広がる海抜マイナス3.5mの数千ヘクタールのエリアが、たった42基の風車を使い約5年で干拓されました。1999年に世界遺産に登録されたベームステルの干拓地は、長方形の土地が定規で線を引いたかのようにシンメトリーに並んでいます。
「世界は神が作ったが、オランダはオランダ人が作った」・・・
という言葉が生まれるほど、長い年月をかけて干拓や治水を行い国土を広げ、管理してきたオランダ人ですが、ベームステルの干拓地はその代表作。高度なランドスケープ・デザインは、この土地が水の浸入との厳しい戦いのもと400年前に形作られたとは信じがたいもの。肥沃な粘土質の土壌がきちんと測量、整地され、農作業に理想的な長方形のモザイク模様となっています。造成された土地の開放感と美しさに惹かれ、当時の豪商たちはこぞって邸宅やカントリーハウスを建てました。 ベームステル干拓地が作られた当初の主目的は農地でしたが、耕作地とするには土壌の水分が多すぎたため、ほとんどのエリアは牧草地として活用されました。広大な牧草地に、かつては遠くデンマークやドイツから、家畜を太らせるために放牧に来たほど。ベームステル産のチーズは、上等なチーズとして現在も知られています。
17世紀に入植した酪農家は、きれいに整頓された地形にならってか、「ピラミッド屋根の家」の愛称で親しまれる正三角錐の屋根をもつ家を作りました。この特徴的な家屋や当時の教会は現在も一部残っています。
湿った干拓地としての土地柄を生かしたユニークなレースが開催されています。今年で39回目を迎える泥んこレースは、2016年6月25日開催。 4.2kmのコースに45か所の自然の水たまりが用意され、競技者の行く手を阻みます。参加はいたって簡単。当日18時から19時15分までにOudendijkのカフェLes Deux Pontsで申し込みます。(参加費5ユーロ)。スタートは19時30分。・・そして、21時30分にカフェLes Deux Pontsで授賞式が行われます。イベント事務局は同カフェのオーナーPeter and Lia Geelさん。2015年は148名の参加者(うち女性が60名)でした。
情報提供:オランダ政府観光局
Photo: (c)Les Deux Ponts
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