◆ドイツ・カッセル、現代美術の祭典『第13回ドクメンタ』開催!
= 2012年6月9日~9月16日 =
5年に一度開催されるこの芸術祭は、世界最大級の現代美術展として有名です。
ドクメンタ開催の目的は、現代美術の復活
ドクメンタはカッセル出身の画家であり芸術アカデミー教授、アルノルト・ボーデによって、ナチス党に禁止された現代美術の復活を目的に、1955 年に初めて開催されました。今も当時も変わらない実験的、挑戦的な展示手法は、数々の物議を醸してきました。1968 年以降、ドクメンタは5 年おきの開催となり、毎回新たなアート・ディレクターを迎え、新しいテーマを掲げて行われています。 カッセル観光局では、ドクメンタ開催に合わせて多数の市内観光ツアーや展覧会場と美術作品の案内を提供しています。更に、美術展に参加するアーティストに会うことができるレストランも紹介しています。
今年のドクメンタのテーマは「崩壊と再建」
今回のドクメンタのディレクターは、アメリカ人のキャロリン・クリストフ=バカルギエフです。元トリノ現代美術館のチーフキュレーター、第16 回シドニー・ビエンナーレの総合監督、その他にも数々の国際的な美術展のフリーランス・キュレーターとして知られています。
今回のテーマは「崩壊と再建」、第二次大戦で徹底的に破壊されたカッセルの町と住民を想起するモチーフです。 メイン会場はカッセルのフレデリチアヌム美術館、オランジェリー宮殿とベルヴュー宮殿ですが、公園や市内の公共スペースでも巨大オブジェの展示が行われます。ドクメンタの開催中、世界各国からアーティスト約100 人が集結し、様々な形で現代美術が発表されます。彫刻、絵、ライブ・パフォーマンス、写真、動画、オーディオとテキストベースの作品、美術のほかにも政治、文学、環境や科学の分野で実験的な発表が予定されています。
情報提供:ドイツ観光局
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