◆南仏・アルル、『国際サントン展』と“愉快なクリスマス”イベント開催!
=国際サントン展:2010年11月20日~2011年1月16日開催=
=“愉快なクリスマス”イベント:2010年12月11・12日&17日~24日開催=
アルル市内にあるサン・トロフィーム教会では、キリスト生誕群像(クレッシュ)や、その登場人物、クリスマスの伝統行事に因んだサントン人形の国際フェアが開催されます。
また12月11・12日、及び17日から24日まで、子供向けのアトラクションや、空中ブランコを使ったスペクタクル等、楽しいイベントが繰り広げられます。
クレッシュ・ド・ノエル
~イエス生誕群像・サントン人形の伝統~
クレッシュCrecheと呼ばれるクリスマスに飾るイエスの誕生を再現した模型は、その歴史も古く、12世紀、フランシスコ会の創設者アッシジのサン・フランチェスコが始めたと言われています。その後、クレッシュは、フランス革命の頃からプロヴァンス地方Provenceの家庭で飾られるようになり、その美しい習慣は瞬く間にフランス全土へと広がりました。
伝統的なプロヴァンスのクレッシュにはイエス、マリア、ジョゼフのほか、村の人々や動物たちも飾られ、それは家畜もふくめた全ての人に役割がある理想的な村を表しています。村には家々が立ち並び、共同の井戸と竈があり、水車の回る川が流れています。村は雪に覆われ、松やオリーブの木が生えています。そしてその傍らには、うち捨てられた馬小屋の中に生まれたばかりのイエスが、聖母マリアとジョゼフ、そしてロバと牛と共にいます。そして空には東方の三博士を導く流星が光っています。
クレッシュを飾ることはプロヴァンスの家庭の大切な習慣で、そこに飾る人形はサントンと呼ばれ(プロヴァンスの言葉で「小さな聖人」の意味)、父から子へと受け継がれます。
情報提供:フランス観光開発機構
Photo: (c)Horizon Provence
Arles Office de Tourism の公式サイト
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