◆フランス・バスク地方の伝統菓子を学ぶ『ガトー・バスク博物館』
フランス南西部、サン・ジャン・ド・リュズから12km、スペインとの国境からは2kmのところにあるサル村にあるガトー・バスク博物館。バスク地方は美食の地としても有名ですが、サール村はバスク地方にある3つの「フランスの美しい村(LES PLUS BEAUX VILLAGES DE FRANCE)」 の村のうちの1つです。
バイオ農法にも積極的に取り組んでいるガトー・バスク博物館では、バスク地方の伝統菓子の製造販売はもちろん、一般の観光客にむけたアトリエを開催しています。バスク語でスカルドsukaldeと呼ばれるキッチンには地方に古くから伝わる家具やオブジェが置かれ、バスク地方特有の食器が置かれて温かい雰囲気を醸し出しています。
<バスク菓子のアトリエ>
・ヴィジット・クラシック« visite classique »
所要時間45分、6ユーロ/名
バスク人のパティシエ、マシャスによる伝統バスク菓子の実演を見学するアトリエです。ガトー・バスクのコツを伝授してもらいましょう。
・ヴィジット・プリュス« visite plus »
所要時間1時間20分、12ユーロ/名
パティシエ見習い人の参加者を対象としたアトリエで、8名~50名までのグループで受けることが可能です。参加者は実際に実技に参加し、講習後には出来上がったお菓子を持ち帰ることができます。
<バスク菓子ニュー>
・フォルミュール・グテー « formules gouters »
7.5~12ユーロ/人
バスクの伝統菓子を味わえる喫茶メニュー。ハイキングや自転車、乗馬、4WDなどでバスク地方を散策中の旅行者が休憩する際にもお勧めです。
・フォルミュール・ボッガ・タンカ « formule Bodga Tinka »
9ユーロ/人 (20名のグループから用意。)
別館である山小屋風ロッジの中で、バスクのさわやかな地ワイン「チャコリtxakoli」を、チョリソーやトルティーヤ、ピーマンのグリルなど自家製の小皿メニューとともに愉しむメニュー。博物館の見学前、もしくは見学後にどうぞ。
ガトー・バスク博物館で楽しめるランチメニュー(1例)
・シンガール*とトウガラシのタルト
・アショア**、ジャガイモのバター&エスプレット(唐辛子)ソテー添え
・ブルビ(羊)チーズ、自家製サクランボジャム添え
・ガトー・バスク
*シンガール=バスク特有の塩漬け豚肉、ハムに近い。
**アショア=バスク地方の伝統的な家庭料理で、牛肉か羊肉のひき肉に、細かく刻んだタマネギ、ピーマン、ニンニク、エスプレットなどを混ぜて炒め、白ワインとハーブで煮込んだもの。
◆ガトー・バスク博物館はイベントなどでの貸し切り利用も可能です。バスク地方らしい農家の趣きを残す1階のスペース「ostatua」は、小川のせせらぎと美しい草原景色の心地よいテラスもあり特にお勧めです。館内にはブティックも併設しており、自家製のバスク菓子や食材を購入することができます。
ガトー・バスク博物館 (サル村)
Musee du Gateau basque de Sare
Tel : 05 59 54 22 09 または 06 71 59 06 69
情報提供:フランス観光開発機構 Photo: (c)Musee du Gateau basque
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