◆フランス・カレー、『国際レース・モードセンター』オープン!
世界に知られたレースの都、北フランスのカレー市に6月11日、総面積2500 ㎡からなる大々的な国際レース・モードセンターがオープンしました。
カレーの歴史的地区サン・ピエールの界隈にあった19世紀のレース工場を全面的に改装し、ジャカール製品の箱をイメージした斬新なファサードが印象的な、ガラスと鋼による近代建築の中に今回新たに誕生した国際レース・モードセンター。
レース作りにまつわる歴史(手編みから機械化へ)、繊細かつ複雑なレースの生産過程、今後のレース産業の新たな展望などが紹介され、その他、アトリエや技術研修も開催されるなど、研究・養成機関、文化的イベントを奨励する場としても機能しています。一般の方にも、テキスタイル業界の方にも非常に興味深い文化施設と言えるでしょう。
◆センター内は以下の5部編成となっており、内500㎡は企画展用スペースに充てられています。また、館内最大の見ものは今でも稼働し続ける貴重なリバー織機(5台)です。
①16世紀にさかのぼる手編みレースの歴史
②カレーで発展した機械レース産業
③リバーレースの仕事、レースの扱い方(映像や専門家のアトリエ、デモンストレーションなど)
④20世紀以降に見るレースとモードの歴史
⑤今後のレース産業分野、マイクロファイバー・テキスタイル
情報提供:フランス観光開発機構 Photo: (c)Createurs de Mode
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