Martina et Philippe Capel avec Maxime et Etienne
◆南仏の4つ星ホテルで気軽に楽しむ料理教室『エコール・グルマンド』
ドメーヌ・ド・ヴァルムリアンヌは南フランス、アヴィニョンとアルルの間に位置する、魅力あふれる4ツ星ホテルです。客室は全部で12部屋。ゆったりと滞在していただけます。松や糸杉に覆われた6ヘクタールの敷地内にはプール、ジャグジーの他、テニスコートやペタンクコート、マッサージコーナーもございます。
ドメーヌ・ド・ヴァルムリアンヌのグルメ・レストランでは、シェフのパスカル・ヴォルがプロヴァンス風の暮らしの美学を受け継いだ、季節ごとの伝統的な料理を展開しています。こちらのレストラン内では、グルメのための料理教室「エコール・グルマンド」も開催されています。プロヴァンス地方のレシピを中心に、シェフと一緒に作りながら、体験型の料理教室を実践しています。
38歳の若いシェフであるパスカル・ヴォルはすでに12年前からドメーヌ・ド・ヴァルムリアンヌのレストランで働いていますが、2003年から開催している料理教室では、マルチナとフィリップ・カペルと一緒にパスカルが自分の料理を創作。テーマ・パーティー用のお料理として、エキゾチックなムードが加わったプロヴァンス・地中海の料理をご提案しています。
料理教室はドメーヌ・ド・ヴァルムリアンヌにとって大切なアクティビティーです。地元のお客様向けには一日教室、そしてグルメなお客様を中心にフィリップ・カペルが近辺をガイドする見学コースと合わせた数日の料理教室というパッケージのコースも開催し、好評を得ています。
=レッスンの展開=
事前準備
料理レッスンは水曜以外はいつも9時半に始まります。水曜日はシェフとサン・レミのマルシェに行き、料理教室のための食材を買いながら、見たり、触ったり,匂いをかいだりしてプロヴァンスの産物に親しみます。
ヴァルムリアンヌに帰ってから、らくな服装でフロントに集まります。筆記用具やハンドバック等必要なく、レッスンは実践ですので私物は持ちこみませんが、時として、実習生がカメラを持ってくることもあります。まず参加者は手を洗い、パスカル・ヴォルが待つ調理場に行きます。
レッスン
各実習生に調理台、まな板、包丁、前かけ、布巾が用意されています。テーブルのまわりに集まります。シェフの位置はみなからよく見えるテーブルのはじ、中央には容器の中に食材が用意されています。
その日のテーマに従って、シェフが調理方法を実演するのを注意深く見ます。その後で各自食材を手にとり、シェフがして見せたようにして作っていきます。シェフはテーブルを回りながら、みなの作り方を見てまわり、こつを教えたり、勇気づけたり、もう一度くりかえして見せたりします。
レッスンが終ったらそれぞれが作った料理を食べてみます。試食によって学ぶこともあります。例えば魚の骨ぬきがよくできてないのを食べることになるとか・・・(シェフはそういうことも確かめますが)! 実習生は献立全部を(ソースや付け合せも)作ります。シェフは生徒に見せるために一皿を加熱調理の実演をしてみせ、あとは食べる前にもう一度実演します。
レッスン後
レッスンの後、生徒達には15分の自由時間があり、部屋に上がって着替えたりしてから午前中支度した料理の味見をします。献立にはワインとコーヒーが付き美食レストラン・サン・ジョルジュで皆さんで召し上がっていただきます。
思い出に、そして参加記録として、レッスンもしくは滞在の終りにレシピ・ノートが各生徒に渡されます。
実施プログラム
・つくってみる料理学校
・通年レッスン
・年間プログラムの設定
・個人向けとグループ向けのレッスン
・子供向け料理教室
・英語での料理教室
・料理教室と見学コースのパック
=チーズ農家見学のお勧め=
ドメーヌ・ド・ヴァルモリアンヌにチーズを卸しているチーズ農家、フロマージェリーデアルピーユを訪れてみませんか?ルエダ夫妻は1981年から品質にこだわったヤギのチーズを作っています。
ファームに到着するとまずロバが出迎えてくれます。約80頭のヤギの面倒はご主人のルエダさんが見ています。時間帯によっては、ヤギの乳絞りの様子も見学することができます。
チーズ作りは奥さんの役目です。チーズを凝固させ、手作業で撹拌(かくはん)し、チーズ菌を加え、適温で鋳型に流し込み・・・ルエダさんが皆様をチーズ作りの世界へ案内してくれます。何よりも経験がおいしいチーズを作ります。
ここでは、アルピクレームと名付けられたフレッシュ・チーズ、べザスと呼ばれる半月形のチーズ、八角形のハーブ風味のチーズ、軽くスパイスの効いたチーズ、粒胡椒入りのオリーブオイル漬けのチーズなど、色や香りも様々なプロヴァンスのすばらしいヤギのチーズを見ることができます。
もちろん、見学の最後には試食が待っています。パンにのせたさまざまなヤギのチーズをおいしい赤ワインと共にお楽しみください。
金色のラベルが貼られたルエダ夫妻のヤギのチーズは、アルピーユだけでなく、この地方一帯の高級食材店に出回っています。ルエダ夫妻が愛情と情熱を持って作るヤギのチーズ作りの見学は、皆様の旅をより一層豊かで興味深いものにしてくれることでしょう。
日本滞在のご報告
昨年に引き続き、ドメーヌ・ド・ヴァルムリアンヌのオーナー、マルティナとフィリップ・カペル夫妻が日本を訪れました。
来日の目的は、より多くの日本の皆様にドメーヌ・ド・ヴァルムリアンヌの魅力を知っていただくため。旅行代理店や料理学校とコンタクトをとり、新潮社の旅行情報誌「旅」、「エル・ア・ターブル」、「フィガロ・ジャポン」、文藝春秋の「Crea Traveller」などプレス関係者との昼食会も行いました。
大の日本びいきの夫妻にとっては、日本をより深く知るための格好の機会でもありました。今回の滞在では、宮島の旅館に二泊し、広島の平和記念公園 、資料館を見学。姫路城、神戸牛の試食のために神戸に立ち寄った後、京都へ。町家のゲストハウスに宿泊し、料理教室ですし作りを体験したり、サイクリングで京都の町の観光を楽しみました。数ヶ月前から勉強を始めた日本語も大いに役立ちました。
けれども、来日の目的は、あくまでカペル夫妻が提案する数々のエクスカーションやプログラムを日本の皆様に知ってもらうため。プロヴァンス地方の素晴らしさを体感していただけるよう、お客様のご希望を元に入念に練られたプランや、ドメーヌが用意している数々のエクスカーションによって、地元プロヴァンスのアーティストや職人たちとの交流を通し、日常からしばし離れリフレッシュできる滞在のご案内をするためのものでした。
情報提供(2009年5月12日付):フランス政府観光局
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