◆バルセロナ、人気の観光スポット『チョコレート博物館』
大航海時代にヨーロッパの港として栄華を極めたスペイン。それまでヨーロッパには存在しなかったさまざまな物資が運ばれてきましたが、その一つがチョコレートの原料であるカカオ。スペインに持ち込まれたカカオの主な玄関口であったのがバルセロナ港です。ところで、ヨーロッパ初のチョコレート工房が建てられた街は、バルセロナである(1777年)ことをご存知でしたか?
今回ご紹介する「チョコレート博物館」(Museu de La Xocolata)は、バルセロナの「ピカソ美術館」の目と鼻の先にあります。2000年に創設されたこの博物館は、数ある市内の美術館・博物館のなかで、今や見学者数トップ10に入る人気の観光施設として知られています。600㎡という広い展示スペースでは、チョコレートの起源から、ヨーロッパへの伝来の歴史、文化・経済・栄養価値、そして製造工程や使用用途、消費に至るまで、チョコレートフィギュアやオーディオビジュアルなどを駆使して紹介しています。また、個人や家族連れでの旅行者が楽しめる催し物も開催しています(要予約)。
情報提供:スペイン政府観光局
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