◆スロベニア、素朴な魅力の『首都リュブリャナ』
スロベニアの首都リュブリャナは、国土の中央に位置し、ザグレブから140km、ヴェネツィアから250km、ウイーンから350km、ブダペストからは400kmの距離に位置している。リュブリャナ城を中心とした中世の街並を残す旧市街と、リュブリャナ川をはさんで広がる新市街とに分かれ、その間を三本橋トロモストウイエが結んでいる。
約27万6千人の人口のリュブリャナは、人間味あふれる街といわれている。ヨーロッパの他の中都市に肩を並べ、またすべての国家中枢機関を備える傍ら、いまだに素朴さが残っている。 東西ヨーロッパの文化が交わるところで、さらに新旧の絶妙なハーモニーが織り成される。文化都市としてもその役割を果たし、劇場、美術館、博物館、ギャラリーがいくつもあり、また世界でも名高い歴史あるフィルハーモニーがその伝統を受け継いでいる。コンサートや様々なイベント、学会、会議も数多く開かれている。夏季にはリュブリャニツァ川沿いや旧市街、多くの広場にオープンカフェがならび、にぎわいを見せる。地理的にもリュブリャナはスロベニアの中心に位置するので、地方へ足を伸ばすにも交通の便がいい。
★見どころ
● リュブリャナ城(Ljublanski Grad)
1144年にリュブリャナ城が建設された。城からはリュブリャナの旧市街が一望できる。
● プレシェーレン広場(Presernov Trg)
リュブリャナの中心広場である。広場の中心地には、非常に有名なスロベニア人の詩人フランツェ・プレシェーレンと彼のムーサの銅像が建っている。広場の北にはバロック様式のフランシスコ教会(Frančiškanska cerkev)が建っている。
広場からリュブリャナの主要通りの1つである、チョポヴァ通り(Čopova ulica)に沿って北西に進むと、Namaというスロベニアを代表する百貨店がある。広場の南側にはリュブリャニツァ川が流れ、リュブリャナ市で最も有名な橋である三本橋(Tromostovje)が架かっている。三本橋は1929年にヨジェ・プレチニックが設計した。広場から東のPetkovškovo(通りの名前)へ行くと竜の橋がある。一方、南西方面のWolfova ulica(通りの名前)はコングレスニ広場(Kongresni trg)へとつながっている。
● 三本橋(Tromostovje トロモストウイエ)
1280年からこの位置に木製の橋が架けられていた。そして1657年の火災の後、再建された。この橋は、1842年にイタリア人の建築家ジョバンニ・ピッコによって設計された新しい橋に取り替えられた。
ジョバンニ・ピッコが設計した石のアーチ橋は中央部に設けられている。そして、1929年にスロベニア人の建築家ヨジェ・プレチュニック(1872 - 1957)歩行者専用の橋を両側に付け加える設計をした。この設計では中央と両側、計3本の橋があるので三本橋と呼ばれるようになった。この仕事は1932年に完成された。
● 竜の橋(Zmajski most)
リュブリャナのシンボルの竜が欄干にいる。
情報提供:スロベニア観光局、およびWikipediaより抜粋。
Photo: (c)Wikipedia、Visit Ljubljana
Visit Ljubljana の公式サイト
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